篆刻の鬼才 八幡郊処

ただいま、収蔵作品展「墨の世界 東洋の美」で作品を展示中の篆刻家、八幡郊処✦

今回、別の会場で小さな展示コーナーを作りました。

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これまであまり詳しい活動などはわかっていなかったのですが、郊処の研究をされている嶋 不濁さん、八幡 兵吉さんのお二人によって、着々と人生の全貌が明らかになってきています!!

夏目漱石や徳富蘇峰など著名人の印をたくさん作っていたり、天龍峡の名産品、尾林焼の開発(篆刻が刻まれた陶器をつくりました)をしたりと、活動範囲がとても広かったことが驚きです!

郊処は、今ではあまり知られていませんが、当時はわりと有名だったのかも...☆

この展示コーナーでは、お二人の調査結果を速報するとともに、ご遺族からお借りした印譜(郊処が作った印をおした冊子)などの資料を展示しました。

篆刻には、「印篆」という四角い字体がよく使われるのですが、郊処のつくる印は、ほかにも色々な字体が使われていて、バリエーション豊かでとってもおしゃれ✦✦✦

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このコーナーは無料でご覧いただけます。

6月1日(金)から11日(月)までは別展示のため中断しますが、6月24日(日)まで開催します。

ご興味のある方は、ぜひお気軽にご覧ください!