収蔵作品展1 墨の世界 東洋の美

ただいま、書や水墨画など、東洋的な作品を展示しています。

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中国発祥の書画は、もともとふすまや屏風、掛け軸などに仕立て、暮らしの中で楽しむ

ものでした。

このように大会場に集めて展示する、というのは西洋から入ってきた発想です。

そのせいか、いつもの洋画中心の展示と比べて、作品の主張が強くなく、室内がとっても静かな雰囲気です✤

 

こちらは江戸時代の文人、天竜道人の屏風✤

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墨だけで描かれているのに、鳥の羽毛・くちばしの質感や色までよみがえってきそうです...

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こちらは明治から昭和にかけて活躍した岡谷の篆刻家、八幡郊処の作品です。

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4つの篆刻印のような図案で、王維の詩を表現しています。

なかでも目を引くのがこれ!!

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いかにも篆刻!というのとはかなり違う字体です。まるで絵文字のようですが、実はこれも漢字なんです...何となくおしゃれですね✦

ほかにもすてきな作品がいっぱい!!

寒暖の差に落ち着かないこの頃ですが、美術考古館で心おだやかなひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?

6月24日(日)までの開催です!