岡谷美術考古館×岡谷工業高校情報技術科コラボ☆

先日、海戸遺跡出土の顔面把手付深鉢形土器と目切遺跡出土の妊婦土偶のレプリカが岡谷工業高校情報技術科へプチ出張に行ってきました!どんなお仕事をしてきたかというと...

モデルのお仕事です!

撮られ慣れている余裕顔のモデル

撮られ慣れている余裕顔のモデル

岡谷工業高校情報技術科では、6年前から3Dプリンターを使った実習を導入していて、今までに万治の石仏や、縄文のビーナス、中ッ原遺跡出土の仮面の女神などさまざまなものを立体コピーしてきました。(もちろん土器土偶以外も)実習の教室には、このように3Dプリンターで作られたコピーがずらり!

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今回は、当館所蔵の、顔面把手付深鉢形土器と妊婦土偶がモデルを務めることになりました。こちらは、オーブンのような機械に入れられて、レーザーで形の情報を読み取っているところです。

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顔面把手付深鉢形土器はサイズが大きく、この機械に入らなかったので、生徒さんたちが360°すみずみまで写真を撮って、データを集めています。

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この時、写真を撮れば撮るほど情報量が増えて、より精密な3Dコピーができるのだそうです。こちらの生徒さんにインタビューすると、「今回のように土器や土偶に直接触れる機会はなかなかないものだから、とても貴重な体験だと思う。」とお話してくださいました!

形のデータを読み取った後は、いよいよ3Dプリンターで樹脂を原料に形を作っていくのですが、今回は時間の関係で、ここまで!

一体どのようなものが出来上がるのでしょうか!?出来上がった3Dコピーは、今後、岡谷美術考古館で学習成果発表として展示させていただく予定です!お楽しみに☆