収蔵作品展

2018年4月26日~6月24日
開館5周年 収蔵作品展Ⅰ 墨の世界 東洋の美

IMGP1612

天竜道人《鳥》(六曲屏風、部分)

墨の濃度や筆づかいでものの色彩や質感、空間までも描き出す水墨画、文字だけでその場の空気や情景を現出させる書など、東洋では墨を中心とした多彩な表現が生み出され、発展してきました。

 

これらの分野は、幕末から明治にかけて日本に入ってきた西洋画の影響を受け、また現代的な要素も取り入れながら、その独特の世界観は今に受け継がれています。

 

本展では、書や水墨画をはじめ、東洋的な技法や発想によって制作された作品を一堂に展示します。西洋画とはまったく異なる立脚点や背景をもつ東洋の美をごゆっくりお楽しみ下さい。

2018年3月8日~4月22日
収蔵作品展Ⅳ 絵を診る―素材と技法―(終了しました)

24.黒い風景

野村千春《黒い風景》

絵を見るとき、わたしたちは、「何が描かれているか」 という 「絵の内容」 にまず注目するでしょう。しかし、絵とひとくちにいっても、油絵の具、水彩絵の具、アクリル絵の具、岩絵の具その他さまざまな絵の具が使われ、その土台となるものも、紙、布(綿、麻、絹)、木などいろいろあります。選ぶ素材によって発色や画面の質感が異なり、それも絵の味わいをつくる重要な要素です。
画家は、それぞれがめざす画風や仕上がりに合わせ、最適な素材や技法を選び、工夫を重ねて作品を制作しています。また、時代とともに優れた画材が登場し、作画の手法も多様化してきました。
本展では、さまざまな素材や技法による作品を一堂に展示いたします。絵の 「素材」 に注目して、一味ちがった見方で絵を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

◆関連イベント◆

4月14日(土)13:30~  学芸員によるギャラリートーク

申し込み不要、要入館料

2018年1月14日~3月4日
収蔵作品展Ⅲ 増沢荘一郎とその同志(終了しました)

Ⅳ03_024_01 早春の八ヶ岳

増沢荘一郎《早春の八ヶ岳》

増沢荘一郎は、戦後、武井武雄が立ち上げた双燈社で版画を学び、学校教育や社会教育にも版画を取り入れ、大人から子どもまで版画に親しむ気風を盛り上げました。本展では、増沢とともに地域の版画界の発展に寄与した武井吉太郎と小口作太郎の作品も展示し、「版画のまち」岡谷の軌跡を振り返ります。
また、増沢が中心となって創立した「信濃刀画の会」作品展、および、第25回岡谷市内小学校児童版画展も同時開催いたします。

※ 双燈社とは、戦後まもなく、岡谷に帰郷していた武井武雄が、すさんだ人々の生活を明るくしようと、西堀地区の人々とともに結成した文化団体です。その版画部会では武雄が講師となり、武井吉太郎や小口作太郎、増沢荘一郎など多くの版画作家を育てました。月に1回、例会を行い、毎回異なるテーマでハガキ大の作品集を作りました。テーマは花、諏訪風物、人物、冬のスポーツなど、年賀状のほかにもさまざまな作品集が残されています。

 

◆関連イベント◆

1月20日(土)13:00~15:00

初心者向け木版画ワークショップ

講師:信濃刀画の会 清澤亥之吉先生ほか

小学生以上対象(低学年は保護者同伴)、要申し込み、300円、定員10名

※彫刻刀をお持ちの方はご持参ください

 

2月12日(月)13:30~

学芸員によるギャラリートーク

申し込み不要、要入館料

2017年11月17日(金)~2018年1月8日(月・祝)
収蔵作品展Ⅱ 生誕120周年 髙橋貞一郎と子どもたち展(終了しました)

岡谷市出身の洋画家 髙橋貞一郎は、岸田劉生に影響を受け、フランスにも留学するなど画業に励み、春陽会展、一水会展など多くの展覧会に作品を出品しました。作品は故郷の風景や身近な人物などを描いたものが多く、流行に左右されず、過剰な誇張や演出のない、引き締まった画面構成が特徴です。岸田から受け継いだ、真実を描く姿勢を基本としつつ、構図を熱心に追及し、生涯にわたって挑戦と探求を続けました。

また、令嬢の宮原麗子、子息の髙橋靖夫両氏をはじめ、早出守雄や立川義明など多くの芸術家を育て、地域の文化的発展にも尽力しました。

本年は髙橋の生誕120周年にあたり、岡谷の美術の礎を築いたともいうべき髙橋の軌跡を振り返ります。また、現在活躍中の作家である宮原麗子・髙橋靖夫両氏の作品もあわせて展示いたします。髙橋貞一郎と子どもたち、それぞれの作風をお楽しみください。

2017年5月11日(木)~7月9日(日)
収蔵作品展Ⅰ 水のある風景(終了しました)

私たちの住む諏訪盆地は、東には八ヶ岳と霧ヶ峰、西には南アルプスが連なる風光明媚な地域です。そして中央には諏訪湖があり、ここから天竜川も流れ出し、豊かな水にも恵まれています。

このような諏訪盆地の美しい風景は、郷土出身の画家をはじめ、多くの画家のモチーフとして選ばれてきました。

本展では、収蔵作品のなかから水辺を描いた作品を集め、各作家の個性がきわだつよう、構図や題材の似ているものを並置しました。天竜川や諏訪湖をはじめ、小さなため池や水田、公園の一角など何気ない場所から大海原までも、時間や季節、天候によって変わるさまざまな水の表情をとらえ、それぞれ魅力的な作品に仕上げられています。

夏に向かうこの時期にぴったりの、涼しげな水辺の風景を、ごゆっくりお楽しみください。

2017年3月31日(金)~5月7日(日)
収蔵作品展Ⅳ 静物画展 静寂を描く(終了しました)

静物画とは、動かない物を描く絵画です。

17世紀のオランダでひとつのジャンルとして成り立ちました。はじめは豪華な食材や貴重なコレクション、あるいは頭蓋骨、貝殻、本、楽器など人生のはかなさを暗示するモチーフが、緻密で写実的な描写により、さまざまな物が今にも手に届きそうに描かれていましたが、19世紀なかばになると、身近にある何でもない物が題材に選ばれるようになります。表現方法についても、人間の目で見えたままのように再現することにとどまらず、ものの固有色にとらわれない色づかいや、筆のタッチを生かした表現、計算された画面構成など、画家の独創性が反映されるようになっていきました。

本展では、当館の収蔵作品のなかから、多数の作家の静物画を集めました。描かれるのは何の変哲もない「物」ですが、深みのある色あいの重厚な作品もあれば、鮮やかな色を強調した軽やかな作品もあり、その世界は多様です。

「ただの物」が織りなす、味わい深い静寂の世界をご堪能ください。


収蔵作品展Ⅲ 新寄贈作品展(終了しました)

宮原むつ美《PLAZA》 1997年、油彩

市立岡谷美術考古館は、今年度でリニューアルオープン3周年を迎えました。

その3年の間、絹本、油彩、版画、彫刻などさまざまな作品のご寄贈をいただきました。

ご好意でいただいた寄贈作品を2会場で展示し、新しい収蔵作品を多くの方にご紹介いたします。

会 期: 平成29年1月5日(木)〜1月31日(火)

会 場: 市立岡谷美術考古館

休館日: 毎週水曜日、祝日の翌日

入館料: おとな(高校生以上)350円  こども(小・中学生)150円

団体 おとな(高校生以上)250円 こども(小・中学生)100円 ※10名以上

諏訪郡内6市町村小中学生、岡谷市内の高校に在校、在住高校生は無料

 

2016年5月12日(木)~7月11日(月)
収蔵作品展Ⅰ「早出守雄展ー空と水を描かせれば、誰にも負けないー」(終了しました)

7 水辺の秋 P40岡谷市出身の水彩画家、早出守雄(1918~1971)は、生まれ育った故郷(ふるさと)の風景をこよなく愛し、生涯、絵筆をとり続け、多くの人々の心に染みる風景画を多数、描きました。長年、教鞭をとり続け、また地域の芸術文化振興のために、後進の指導にもあたった早出とその作品は、今も多くの人々に愛され、親しまれています。

 

早出が描いた作品の大きな特長は、優れたデッサン力と類まれな画面構成にあります。早出は、水彩画でありながら、油彩画のようにコテを使うことによって、油彩画にも負けない力強さを画面いっぱいに展開しました。早出は、山や川、家並み、四季の移ろい、人の営みなど多くの風景画を描きましたが、生前、「空と水を描かせれば、誰にも負けない…」と自負していたといいます。

 

本展では、今も多くの人々の心の中に深く生き続ける早出守雄の風景画作品を一堂に展示します。早出が造形や構図を厳しく追及した画業の足跡を、「空」と「水」のさまざまな表現とともにご鑑賞ください。

 

会 期: 平成28年5月12日(木)〜平成28年7月11日(月)

会 場: 市立岡谷美術考古館

休館日: 毎週水曜日、祝日の翌日

入館料: おとな(高校生以上)350円  こども(小・中学生)150円

団体 おとな(高校生以上)250円 こども(小・中学生)100円 ※10名以上

諏訪郡内6市町村小中学生、岡谷市内の高校に在校、在住高校生は無料

2015年3月10日~5月8日
収蔵作品展Ⅲ「増沢荘一郎の遺した昭和の情景-信州の風景・暮らし・祭りー」(終了しました)

80'御柱 -岡谷市出身の版画家 増沢荘一郎(1914-1985)は、長年、小学校や地域での版画教育の活動にまい進し、今日の「版画のまち岡谷」の礎を築きあげた功績が高く評価されています。

また同時に、信州の風物や暮らしなどを、版画を通して詩情豊かに謳(うた)いあげてみたい意欲のもと、多くの版画作品を遺しており、今日でも多くの人々に愛され、親しまれています。

本展では、増沢荘一郎が遺した信州各地の風景や暮らし、祭りなどの多くの版画作品を通して、いつまでも後世に伝えていきたい、昭和のふるさとの情景を多くの来館者にご紹介します。

 

会 期: 平成28年3月10日(木)〜平成28年5月8日(日)
会 場: 市立岡谷美術考古館
休館日: 毎週水曜日、祝日の翌日
入館料: おとな(高校生以上)350円  こども(小・中学生)150円
団体 おとな(高校生以上)250円 こども(小・中学生)100円
※10名以上
諏訪郡内6市町村小中学生、岡谷市内の高校に在校、在住高校生は無料

 

 

2016年1月5日(火)~3月6日(日)
収蔵作品展Ⅱ 美術考古館の隠れた名品、一挙公開(終了しました)

狩野芳崖 - コピー - コピー

伝狩野芳崖《祈山之孔明図》 (部分)襖絵8枚1組

市立岡谷美術考古館は、絵画、彫刻、工芸、書など郷土の優れた美術作品を中心に716点を収蔵しています。

通常の展覧会では、設定したテーマに合わせた作品を展示したり、収蔵作品数が多い作家の個展として展示を行ったりしてきているので、普段はなかなか見ることができない作品も多くあります。

本展では、東郷青児「夕焼けの空」、川崎春彦「虹立つ海」、伝狩野芳崖「祈山之孔明図」(※公開2月11日~)など、当館の多く収蔵作品の中から、近年、展示公開の機会が少なかった作品や新たに収蔵された作品を中心に選りすぐり、隠れた名品を一挙にご紹介します。

広報1月号 東郷青児-夕やけの空 -

東郷青児《夕焼けの空》 制作年不詳 油彩

 

 

 

 

 

 

会期:平成28年1月5日(火)~3月6日(日)

休館日:毎週水曜日、祝日の翌日

入館料:高校生以上/350円(250円)  小・中学生/150円(100円)

※( )は10名以上の団体料金

※諏訪郡内6市町村在住・在学の小・中学生、岡谷市内在住・在学の高校生は無料